サービスエンジニアという仕事

基本的な定義と役割
一般的に「サービスエンジニア」とは、機械製品の保守やメンテナンスを担当する専門職のことです。主に顧客先での機器設置・配線・定期点検、トラブルシューティングを行います。サービスエンジニアが扱う製品は多岐に渡ります。コピー機、サーバー機器、医療機器、ソーラーシステム、そしてニップラが扱う「射出成形機」などがあります。これらの製品が問題なく、適切に動作し続けるようにサポートを行うことが、サービスエンジニアの基本的な役割となります。

サービスエンジニアの重要性
サービスエンジニアは、機器の導入後のアフターケアを専門とし、顧客が直面する問題を迅速に解決する役割を担っています。その重要性は、機器の安全で効率的な運用を保証することにあります。トラブルシューティング能力や定期的な点検作業を通じて、機器の故障を未然に防ぐこと(ニップラでは「予防保全」と言っています)で顧客からの信頼を獲得し、長期的な関係構築にも貢献します。また、サービスエンジニアは、顧客からのフィードバックを基にサービス向上を図ることで、ビジネス全体の成長にも寄与しています。
サービスエンジニアの仕事内容

保守・メンテナンス業務
サービスエンジニアの中心的な役割の一つが、保守とメンテナンス業務です。この業務には、機器のセットアップや顧客への使用方法の説明も含まれます。定期的な点検・整備・部品交換・修理作業も重要な任務で、これによって機器が最適に運用され、予期しないトラブルを防ぐことができます。

トラブルシューティングと修理
サービスエンジニアが高度な問題解決能力を発揮する場面の一つが、トラブルシューティングと修理の局面です。機器に不具合が生じた場合、想定外のアクシデントが起きた場合、迅速かつ的確な対応が求められます。トラブル解決はサービスエンジニアの真骨頂。以前、ニップラでお客様300社にアンケートをお願いしたところ、ニップラの印象は「何とかしてくれる会社」という回答がほとんどでした。それだけ頼りにされているということですね。

顧客とのコミュニケーション
サービスエンジニアは機械と対話するだけでなく、顧客とコミュニケーションをとることも重要な任務です。お問い合わせ、トラブル対応、クレーム処理など顧客と直接対話する場面が多々あります。スピードはもちろんですが、問題の解決策をわかりやすく伝えることも、サービスエンジニアとして成功する大切な要素です。技術的なスキルに加え、高いコミュニケーション能力が求められる職業。それがサービスエンジニアです。
サービスエンジニアのやりがい

仕事の多様性・変化
サービスエンジニアの仕事に同じ日々はありません。多様性と変化に富んだ職業です。日々異なる機械(ニップラの場合は多様な射出成形機・多様な顧客)に触れる機会がありますし、機械のIT化やネットワーク化に伴い、サービスエンジニア自身も常に新しい技術や知識を求められるからです。

問題解決のプロ。顧客からの感謝
顧客のニーズに応じて対応方法を考え、最適な解決策を提供することも、サービスエンジニアとしてのやりがいの一つです。予測できないトラブルに直面することも多いですが、その分、問題を解決したときの達成感は相当大きいです。お客様に「ありがとう」と言っていただけたとき、感謝されたときには、本当にうれしくやりがいを感じます。“トラブル解決のプロフェッショナル”、それもサービスエンジニアの一面です。
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【新人社員研修】
入社後6カ月は職場を離れて研修を受けます。 一般的なビジネスマナーのほか、溶接などの技術研修や射出成形機の基礎的な知識・技術を習得し、 配属後のOJTに活かします。
【ニップラ メカニックスクール】

Dコース(最上級)
拠点長から推薦された社員を対象とし、電動機の特に高度なメンテナンス知識を習得します。
Cコース(上級)
入社6~7年目社員を対象とした拠点間OJTを通して、技術交流を行いメンテナンスに必要な知識・技能を習得します。
Bコース(中級)
入社4年目社員を対象とし、射出機のソフトウェア改造等に必要な知識・技能を習得します。
Aコース(初級)
入社2年目社員を対象とし、電動機・油圧機のメンテナンスに必要な知識・技能を習得します。
「人が財産」、それがニップラの考え。そのため人材育成には特に力を注ぎ、半年間の新人研修とは別に年間28日以上の研修を計画・実施しています。
